友人のmixi記事より抜粋。
コンサル会社の説明会。スーパー独特な考え方をもつ会社だった。それだけにすっげー惹きこまれる内容だった。今の多くの企業は、「何をするか(WHAT)」は会社が決めて、「どうやってするか(HOW)」は社員が決めるスタイルが多い。たとえば、あるプロジェクトに配属される。これは会社が決める。しかし、どうそのプロジェクトをこなすかは社員が決める。しかし、このコンサル会社はすべてが社員個人の判断。という会社。どの仕事をするかも自分。どうやってするかも自分。オレはこの会社は受けないでおこうと決めたけど、考え方は間違ってないと思った。自分に圧倒的な自信があって、自由を求める人はココはまじで合うな、と思う。





創業からわずか7年足らずで社員一人当たりの株価時価総額が20億円超で、シリコンバレーの怪物と呼ばれるgoogleでは、社員全員が戦略の議論から新サービスのアイデア、日常の相談事に至るまで、ほぼすべての情報を社内の誰もが読めるブログに書きこむ形で公開し、瞬時に社員全員で共有するという組織マネジメントを行っているらしい。このスタイルにおいては、「情報の送り手でなく受け手が必要な情報を選んで処理していく。」という、従来とは真逆の情報共有に対する行動原理を生む。そして、このシステムによって生み出される圧倒的なパワーとスピードとが、googleを支える根幹であるという。

魅力的なアイデアは話題となって大勢の社員の目にさらされ、陳腐なものは次々現れる書きこみに押しつぶされて埋もれていく。このような“情報の淘汰”がgoogleの社内ネットワークの中で、日々粛々と行われ続けているのだ。

ただし、このシステムは「とてつもなく頭がよく優秀な技術者ばかりを採用する。」という人材戦略に支えられているというのだ。





ここでいう、“頭がいい”とは、“自主性”を持つということだと思う。




情報を発信するだけでなく、受け取ることにまで能動性を要求されるのだから、従来型に比べて自主性が必要となるのは当然だろう。
このような斬新な組織モデルを持つ企業に、従来型の企業スタイルでは太刀打ちできないのではないだろうか。これから、多くの企業がこのタイプの組織モデルに飲み込まれていくように感じられる。


常に自主的に企業活動に参加していけるというのは、確かに楽しいだろうし、やりがいもあるだろう。一方で、企業から常に自らを試されているような、そんな重圧を同時に感じてしまう。




鳥居みゆきがよく口にしているが、まさに、

“自由”という名の“不自由”

である。



ましてや、中国、インドの参入で、混沌としていく国際社会において、100億人の中から自らの存在を少しでも誇示しようとするには、並大抵の自主性では押しつぶされるのが目に見えている。



そんな世界で戦っていこうというのだ。

もう自分のあり方を見つめ直さないといけない。